どうちがうの?いろいろなお酢を使いこなそう!
夏が近づくと酢の物をたべたくなりませんか?これ、どうしてなんでしょうね。
お酢の消費が増えると夏の到来を感じます。
ところで普段のお料理に使うお酢。
穀物酢や米酢、黒酢いろいろありますがあなたのおうちでは何を使っていますか?
種類によってより合った調理方法があるのか調べてみました。
しっかり使いこなして夏に備えましょう
~夏にすっぱいものが食べたくなるのはなぜ?~
これ、気のせいではなくちゃんと理由があるんです。
暑いときは体が自覚している以上に疲れています。疲れのよって体内に乳酸がたまるとその乳酸を代謝させるためにクエン酸が必要になります。
お酢をはじめとした酸っぱいものにはクエン酸が含まれているので夏にお酢が恋しくなるのはとても理にかなっていることなのです。
~こんなにあるの?お酢の種類~
一言でお酢といってもたくさん種類がありますがまず、大きく分けると醸造酢と合成酢に分けられます。
先に合成酢を説明しますと、酢酸や氷酢酸を水で薄めて砂糖などを加えてつくったものですのでお酢本来の味わいや効能はありません。そのせいか現在はほとんどつくられていないようです。
代わりに加工酢といってすし酢やポン酢などがそれにあたります。
一方醸造酢は、酵母菌により原料の糖分をアルコールに変え、さらに酢酸菌によって発酵させて作られています。ピンときにくいですが、醤油やみそと同じくお酢も発酵食品なんですね。
そして何を発酵させて酢にしたかで穀物酢・果実酢・花酢に分かれます。
私の台所にあるお酢は穀物酢ですがラベルを確認してみると米やコーン、小麦の記載がありました。穀物全般がバランスよく入っているんですね~。
米酢となると米の糖分でできたお酢。黒酢は玄米など由来の糖分でできたお酢、ということです。
果実酢は果汁の糖分を醸造して作られたお酢で1000ml中300g以上の果汁をつかっているものをさしますが、簡単に果物を酢に付け込んで風味をうつしたものも果実酢と呼びます。
~お酢別!おいしい食べ方~
料理をするときの素材選びとして、あえて和と洋など逆のものを組み合わせる方法もありますが、やはり同じカテゴリーのものをあわせて相乗効果を狙うほうが一般的です。
ということは何に由来するか、を考えるとよりおいしくお酢が食べられるということですね。
お酢の種類ごとに調べてみましたよ~
・穀物酢
癖もなく、酸味も控えめで価格も安い万能選手です。
和洋中問わず様々なジャンルに使えます。
酢を1本買うなら断然これです。
・米酢
酸味が穀物酢より少し強いのが特徴です。
米からできているのでやはりお寿司を作るときに合います。
その他サラダやマリネなど加熱調理をしない料理に使うとおいしく食べられます。
すし酢の作り方
米1合に対して米酢20ml、砂糖大さじ1、塩小さじ1を混ぜ合わせて電子レンジで少し過熱して砂糖を溶かして出来上がり。
すし酢、買わなくても簡単ですよ
・黒酢
酸味が穀物酢より少し強いのが特徴です。
アミノ酸が多く含まれているので美容効果があるとされ昨今人気ですね。
色が付くので煮込み料理や甘酢などに使うと見た目と味と美容効果の一石三鳥です。
黒酢を使った甘酢あん
砂糖50g、塩少々、醤油大さじ2、黒酢大さじ2、水70ccを混ぜ合わせ水に溶いた片栗粉を加えながら好みのとろみ加減にしたら出来上がり。
唐揚げや肉団子、揚げた野菜にからめるとおいしいですよ
・リンゴ酢
なんといってもフルーティさが特徴です。
薄目てそのまま飲んだり、ドレッシングやマリネにお勧めです。
リンゴからできているのでカリウムが多く、便秘改善に期待できます。
リンゴ酢ドレッシング
リンゴ酢とオリーブオイル大さじ1ずつ、塩少々、砂糖小さじ1/2を加えてよく混ぜたら出来上がり。
分離するので食べ酢直前に作るか、しっかり混ぜなおしてからかけましょう。
・バルサミコ酢
買っても使いこなせない調味料選手権があったらかなり上位に入ると思います、これ。
ブドウ果汁でできているお酢で豊かな香りが特徴です。酸味だけでなく、ブドウの甘みも感じられます。
煮込み料理や肉、魚料理のソースとして。ドレッシングやマリネ、なんとデザートにも使えるそうです。
バルサミコアイス
バニラアイスに5年以上熟成したバルサミコ酢とハチミツで和えたカットフルーツを乗せて仕上げにさらにバルサミコ酢をかけたら出来上がり。
5年以上熟成、というのがポイントでしょうか。味が気になります。
~まとめ~
普段何気なく使っているお酢。
それぞれの特徴を生かして、より健康によりおいしく毎日に取り入れたいですね。
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