実は簡単?!干し野菜を作ろう!

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実は簡単?!干し野菜を作ろう!

先日、スーパーなどの乾物コーナーで切り干し大根やひじきというおなじみの乾物に混ざって
ゴボウとニンジンがセットなったものやえのきの乾燥したのをみつけました。
大根やシイタケだけじゃないんだ!とびっくりしたのですが知っていましたか??

更に気になって調べていたら、乾燥野菜を作る乾燥機なるものまでお手軽な値段で存在していて二度びっくり。静かにブームだったようです。
しかもその機械がなくても天日干しでもいろいろと楽しめるらしく、これはおもしろそうと私のアンテナがピコーンと反応しました。

これからお日様が凶悪なまでに照り付けてくる季節です。
せっかくなのでそのお日様の力を借りて乾燥野菜を作ってみませんか?

~野菜を干すとことによる3つのメリット~
野菜を干すことでどのようなメリットがあるのでしょうか。

一つ目は野菜のうま味と栄養がアップすることです。
野菜を干すことで野菜の中の水分が抜け、その分うまみや栄養がギュッと凝縮し、歯ごたえもアップします。
野菜特有の青臭さもなくなり皮ごと食べられてゴミ0、無駄0のスーパーエコな食べ方です

二つ目は調理に時間がかからないことです。
野菜を干すときに薄く切っているために切る時間も短縮されますし、水分が少ない分味がしみこみやすく火の通りも早くなります。

三つ目は長期保存ができることです。
干し野菜は昔から保存食として重宝されてきました。
素材にもよりますが冷蔵庫で5日、冷凍なら半干しでも1週間、しっかり乾燥したものなら一か月はもちます。
野菜が残っているのに出張で帰ってきたら傷んでいるかも、というときに少し干したら持つだなんて助かりますね。

これだけの効果をだすのにちょっと干すだけなんて方法を覚えていて損はないですよね。
よりおいしく干すためにはどんなものを選んでどういう風に干したらいいのでしょうか。

~干し野菜に向いている野菜~
さて、メリットも知ったところで次は干し野菜に向いているものとそうでないものを見ていきましょう。

まずは普通にスーパーで見かける大根、ニンジン、ごぼう、レンコンなどの根菜です。
イモ類は蒸してからほすとまさに干し芋となりにちにちとした触感に様変わりします。
カボチャは生のままで干してOK。意外なところではピーマン、オクラ、ナスも食材です。
ピーマンは干すことで苦みが感じにくくなり、オクラは干してもねばねばは変わりません。
しょうがやニンニクなども干すことで香りが抜けることなくマイルドになります。
結構なんでも干せるんですね。驚きです。

~さっそく干してみよう~
干し野菜は太陽さえ出ていれば年中作ることができますが、やはり不向きな季節と向く季節があります。
いわずと知れた夏と空気の乾燥した冬は向いていて、梅雨の時期や台風の多い時期は野菜がなかなか乾かず野菜を干すのには向いてないといえます。
天気のいい日が続く時期を狙い、時間帯も午前10時から午後3時ごろの時間帯に干すようにしましょう。

方法は干したい野菜を洗って切って、ざるなどにおいて風に飛ばされないように気を付けながら干すだけ。
イモ類は蒸してから干します。
私はオーブンについていた金網に乗せてネットをかぶせて干しています。
ペーパータオルにのせて干していたら引っ付いてしまいとるのに苦労したのでお勧めしません。
平たいざるで干したら料理玄人みたいでかっこいいですよね。

~フルドライとセミドライ~
干し野菜は干し時間によってフルドライとセミドライに分かれます。

フルドライは完全に水分が抜けきっているので長期の保存が可能ですが、保存の際に湿気が混入するのを避けるのがコツです。
切り干し大根や干しシイタケのような、完全にカラカラなものを想像してください。
長期保存に向くのはうれしいですね。
10時から15時まで干すことを数日続けるとからからに乾いた干し野菜になります。

一方セミドライはいわゆる「生乾き」の状態なので長期保存には向きません。
干し芋を想像していただくとわかりやすいと思います。
干す時間も2時間から半日です。
保存のためというよりは天日で野菜の水分を抜き、旨みと栄養を凝縮させることが目的です。

~干し野菜を使ってみよう~
最後にシンプルなのにとってもおいしいとっておきをお教えします。
皮ごと1センチの厚さにスライスしたレンコンを酢水に浸け、水気を拭いてから10時から15時まで干します。
少しちぢんだかな、というところでフライパンにオリーブオイルを敷いて裏表をじっくり焼き、塩コショウをかけてできあがり。
ズッキーニでもおいしいです。
生のれんこんでもじっくり火が通っておいしいのですが干すことでさらに触感が良く味も濃くなっておいしいですよ。

気おわずいつもの料理に一つだけ干した野菜を加えてみるところから始めてください。
触感が違うことに驚きますよ。
お日様の力を実感してくださいね。

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