苦みで避けてちゃもったいない!ゴーヤを食べて夏を乗り切ろう!
ゴーヤを初めてスーパーで見たときは衝撃的でした。しかも苦瓜という直接的なネーミング。どれほど攻撃的な味なのかと戦々恐々としたものです。
その衝撃が忘れられずずっと食べていなかったのですが、世はグリーンカーテンブーム。
どこかでもらったゴーヤーの苗を育て、思いのほか豊作となり、食べるしかなくなったのがゴーヤ初体験でした。
それ以来この苦さが癖になり、夏には欠かせない野菜です。
この苦さがどうしてもダメという方もいるでしょうが、夏バテにも効果があるこの野菜、ぜひ取り入れてみてください。
~ゴーヤのここが夏に効く!ゴーヤの効能~
ゴーヤにはビタミンCが豊富で、なんとトマトの5倍も含まれています。
しかも普通のビタミンCはほかの野菜のそれと比べて熱に強い特別なビタミンC なのです。
効能は消化の促進、食欲増進、疲労回復、夏バテ防止、胃腸の粘膜の保護、食欲増進、糖尿病予防、免疫力増加、がん予防、風邪予防、美肌効果、利尿作用、コレステロール低下
などがあります。
まさに夏バテ予防のためにあるような野菜ですね。
~一番の難所、苦みを克服するためには~
どんなに栄養があっても苦みが嫌で食べたくないという人もいますよね。
最近では苦さ控えめ(効能は変わらないらしい)のゴーヤーも出ているようですがいろいろ苦みを和らげる処理法をまとめます。
・スライスして塩でもみ(ゴーヤ1本に対して塩小さじ1)10分置く
・スライスして塩と砂糖でもみ(塩小さじ1/2、砂糖小さじ2)10分置く
・スライスして下茹でしてから冷凍する
塩と砂糖を両方を使用すると口に入ったときの苦みと、後味の苦みの両方を抑えてくれます。
よく言われるワタをしっかりととるという方法は実はあまり苦みには影響しません。
苦いのは外の青い部分なのでワタの底をなでるように軽く取るだけで大丈夫です。
~苦みを和らげる調理法~
ゴーヤの苦みは調理方法でも和らげることができます。
下処理をしてその上で調理王を工夫すると更に食べやすくなります。
・油を使う(脂の多い食材を一緒に使う)
ゴーヤの苦み成分は油溶性なので油に溶けやすい性質があります。
その性質を利用してマヨネーズやオイルツナと合わせたり豚肉や厚揚げと炒めると苦みが和らぎます。
・鰹節を使う
ゴーヤの苦み成分がかつお節の苦味抑制成分に吸着されることと、かつおぶしの旨み成分が苦みを和らげるためだといわれています。
ゴーヤの代表的な調理法であるゴーヤチャンプルーは苦味抑制の面でもりにかなっているんですね。
~ゴーヤのレシピ、ゴーヤチャンプルーからドリンクまで~
苦味が苦手な人は下処理をして、その苦味が好きな人はそのままでゴーヤ料理をさっそく作っていましょう。
■ゴーヤチャンプルー
材料(4人分)
ゴーヤ 1本
豚肉 200g
卵 2個
木綿豆腐 1丁
サラダ油 大さじ2
かつお節 適量
しょう油 大さじ3
みりん 大さじ3
作り方
1. ゴーヤはスプーンでワタを取り2mm厚さに半月切りにする。苦みが気になるときは下処理をする
2. 卵をときほぐし、豚肉は一口大に切っておく。豆腐は水切りして手で一口大にちぎる
3. フライパンにサラダ油を熱し、豚肉、ゴーヤ、豆腐を炒め、火が通ったらしょう油・みりんを加えて軽く煮る。くたっとしたら卵でとじ、かつお節を散らしたらできあがり。
ゴーヤーと豚肉の組み合わせは、栄養的にも苦み軽減効果的にも相性ばっちりです。
■ゴーヤーの肉詰めフライ
材料(4人分)
ゴーヤ 2本
豚ひき肉 400g
玉ねぎ 1個
卵 2個(1個分はフライの用に使う)
小麦粉 適量
パン粉 適量
塩・胡椒 少々
サラダ油 適量
作り方
1. ゴーヤは厚さ1センチの輪切りにして種とワタを取る
2. 玉ねぎをみじん切りし、電子レンジで3分加熱して余熱をとっておく
3. ボウルにひき肉、冷めた玉ねぎ、卵、塩コショウをいれて粘りが出るまで混ぜる
4. 小麦粉とゴーヤをビニール袋に入れて振り混ぜ小麦粉を全体につける。
5. ゴーヤにひき肉を詰め、小麦粉→卵→パン粉と順につけてフライパンで揚げ焼きする。
こちらも豚肉とゴーヤの組み合わせを揚げることで苦みも軽減されてます。
夏が旬のとうもろこしを混ぜてもおいしいですよ
■ゴーヤジュース
材料
ゴーヤー 1/4本
バナナ 1本
牛乳 200cc
氷 5~6個
作り方
1. ゴーヤは半分に切って種を取り適当に切る
2. バナナも適当に切る
3. 材料をすべてミキサーにかけ30秒から1分まわせば出来上がり
バナナと牛乳がゴーヤの苦味を隠してくれます。
バナナもゴーヤも熟れたものがより甘さがでておいしいですよ
~まとめ~
いかがでしたか?
今年はゴーヤに挑戦して、夏バテに備えましょう!
コメント