弓の全国大会が見られる!京都の「三十三間堂 通し矢」
毎年1月中旬になると京都にある「蓮華王院本堂」(通称「三十三間堂」)で「通し矢」というその年に成人式を迎える若者による弓道の大会が行われます。今回は、そんなイベント「三十三間堂 通し矢」の魅力に迫ります。
【1.「通し矢」の歴史は?】
「通し矢」は江戸時代に各藩の代表が弓道の腕を競う行事として始まりました。最初は本堂の縁の上で、矢を飛ばし、その矢の数を競ったと言われています。そのうちに新成人の男女が60m先の的を狙う現在の形の大会となりました。
新成人らしく、華やかな晴れ着姿で弓道を行う姿が三十三間堂の冬の風物詩となっています。
【2. 「三十三間堂 通し矢」の見どころは?】
「三十三間堂 通し矢」の見どころは、普段はなかなか見られない弓道を間近で見学することができ、真剣な若者たちの華やかな姿を楽しむことができることです。もちろん弓道の腕を競う大会であるため、レベルの高い戦いに魅了され、「パンッ!」と勢いよく響く矢の音が軽快さに気持ちが高まってくるはずです。
特に新成人の女性が身に付ける美しい袴姿や若者たちのキビキビした立ち振る舞いに、見学者の気持ちも引き締まります。
朝に大会が始まり、男女別れた予選の後に、決勝戦が行われます。境内はお祭りの雰囲気よりも真剣な雰囲気がありますが、周辺には屋台も出て三十三間堂の冬の風物詩をゆっくりと楽しむことができます。普段は弓道に触れることがない人も、弓道の魅力を知る良いチャンスになるはずです!
【3.アクセスや混雑状況は?】
お祭りの会場となる三十三間堂は、電車の停車駅の場合は七条駅、バスの停車駅は三十三間堂前や東山七条となります。時間帯によっては電車やバスが満員になってしまうこともあるので、早めに会場に到着するようにしましょう。
また会場は無料で入れるために、多くの人が集まります。写真撮影や良い場所で見学したい場合も時間には余裕を持って出かけると良いでしょう。
周辺には駐車場もありますが、数には限りがあるので注意しましょう。
「三十三間堂 通し矢」が行われるのは、冬の寒い時期になってしまうので、防寒対策をして弓道を見学するように心がけたいですね。
「三十三間堂 通し矢」は、騒がしい成人式とは対照的で、成人する若者たちの有志を間近で見るチャンスです。伝統的な弓道の魅力にあなたも見せられてしまうはずです!あなたも「三十三間堂 通し矢」を楽しみましょう。
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